このたび、2月1日、2日の両日ポートピアホテルでCCT2008を開催する運びとなりました。
多くの方々のご理解とご支援の賜物と感謝いたします。
今回、心臓血管外科学会など3学会のライブの指針に準拠するなど、改善を加え再スタートのつもりです。
ただしこの会合は、ライブ手術を中心に据えた現場心臓外科医の実践的知識交換の場、という位置付けは維持されるべきと考えます。
主催者一同、そしてご協力いただく多くの医師達は、一人でも多くの「心ある」心臓外科医、そして心臓外科医療を支えるコメディカルスタッフの皆様にご参加いただけますことを期待します。
今回、ライブ中継は倉敷中央病院と葉山ハートセンターから2月1日の午前午後それぞれ2件ずつ。そして2月2日は韓国のソウル大学病院から金起峰教授の手術の模様をライブ中継させていただけることになりました。
手術の細かい内容は今のところ未定ですが、それぞれの施設で日ごろ行われている心臓外科手術がライブ中継される予定です。決定次第、ホームページなどでお知らせいたします。
また、今回のライブ中継に際しての会場コメンテーターには、台湾、シンガポール、オーストラリアから第一線で活躍する若手(30代、40代)心臓外科医4名と、さらにチャレンジャーズライブの東京、大阪予選で惜しくも勝利を逃し次点に終わった若手医師4名のご参加をお願いしました。
さて、ライブの合間には2月1日は医師と学会の今後のあり方について、2月2日には心臓外科と病院全体の運営についてのディスカッションをシンポジウム形式で行う予定です。医療制度の改革や患者意識の変化は現場医師をまさに土俵際にまで追い詰めつつあります。このような情勢で、医師集団としての学会は今後どうあるべきなのでしょうか。我々の心臓外科領域のみならず、麻酔領域、泌尿器科領域、産婦人科領域で大いにご活躍中の医師にご参加をお願いしたのですが、願ってもないほどのメンバーが一堂に会する好機とあいなりました。当日は我々だけが拝聴するには実にもったいないほどの、千歳一隅の瞬間です。
さて、心臓外科と言う領域は医療と言う広い範囲ではごく限られた特殊な分野です。そんな特徴的な存在の診療科が病院という器の中でどのように生かされ、また今後も生き続けることができるのか、あるいは・・・。そんな議論を忌憚無くディスカッションしようというのが2月2日の昼食時に企画されたシンポジウムです。
2日目の2月2日の朝には今回初の試みとして、全国6病院から熟練の放射線技士様をお招きし、マルチスライスCT画像による冠動脈像作成のコンテスト形式で会場で実際に行っていただく”ライブ”を企画いたしました。題して coronary CT Workstation Liveです。急速に広まりつつあるcoronary CTですが、撮影や画像解析の技術に画質、つまり診断力は大きく依存します。これは放射線技士様のたゆまぬ努力と飽くなきモチベーションに支えられている技術なのです。CCT surgicalはこの点を重視し、今回東芝メディカルシステムズと近藤武先生のご協力を得て本企画の実現にこぎつけた次第です。放射線関連の皆様におかれましては是非ご参加くださいませ。
Workstation liveの後に予定されておりますソウル大学からのライブ中継と同時並行して、ファカルティの医師らによる心臓外科手術における、ちょっとした工夫で自分たちは大惨事を遠避けている、といういわば経験から生まれた奥義をミニレクチャーの形式でご披露いただく予定です。
参加してよかった、と皆さんに感じていただくべく、主催者一同、ファカルティ全員、熱意をこめて開催する所存です。
どうか皆様のご参加を希望いたします。
主催者から参加者へのお願い
どうか皆さん、会場からの質問やご意見、あるいはアンケート用紙にご意見を自由闊達にお書きくださいませ。
このホームページをご覧のメディア関係の方々へのお願い
このホームページをご覧のメディア関係のかたがたにおかれましては、どうか当日会場にご来場いただけますことを主催者一同、お願い申し上げます。
会場にお越しいただき、会場でいったい何が行われているのか、心臓外科手術とは、CCTとは、また会場に参加している医療関係者はそれをどんなふうに感じ、考えているのか、皆様の目でご覧下さいませ。何卒よろしくお願い申し上げます。
尚、会場入場へはメディアパスを無料で発行いたしますのでCCT事務局までご参加の意向をお知らせ下さい。
主催者、ファカルティ一同お待ち申し上げております!
おまけ
2月2日、CCT surgicalのプログラム終了後はチャレンジャーズライブの決勝戦を行います。
全国60名あまりの予選参加者のなかから勝ち上がってきた5名が雌雄を決します。
是非ご参加のほどお願い申し上げます。