昨年は、2年ぶりに CCT surgical を新たなメンバーで開催しました。通常の開心術ばかりでなく、MICS, TAVI, TEVAR も含め今後の心臓大血管手術を進めていくうえで新しいエッセンスを提供するべく開催いたしました。不行き届きも多くあったかと思いますが、ライブ手術、そのほかのセッションも出席頂いた多くの先生方のお陰様で有意義な会にできました。今年も、さらに魅力あふれるプログラムになるよう鋭意準備中です。
ライブ手術には急速に普及してきた小開胸 MICS、最近注目を集めている大動脈弁形成手術、定型的な total arch replacement 等もラインナップし、適応から技術的なピットフォールまで細かいディスカッションをしたいと考えています。
インターナショナルセッションとしては、ヨーロッパの TEVAR の第一線で活躍している先生をお呼びし、まだまだ日本では議論が尽きない慢性B型解離に対する血管内治療をディスカッションしたいと思っています。また、アジアで活躍している若手心臓血管外科医にスポットをあて、交流を深めていきたいと思っています。
イブニングセッションでは、これからの心臓血管外科にとって必要不可欠なアイテムである内視鏡カメラ、手術映像システムにフォーカスをあてて、近未来の映像システムを供覧したいと思います。
また、ライブ手術に加えて、MICS、TAVI や TEVAR の血管内治療のチャレンジケースのビデオライブを企画しております。一歩進んだ MICS、血管内治療を提供したいと思います。一方、定型的な心臓手術のエキスパートの先生方によるビデオライブを用意して、若手心臓外科医ばかりでなく術者として活躍している先生方にとっても有意義な会になるようにしたいと思っています。
ポスターセッションも用意しております。多くの先生に気軽に参加して頂き、活発な会になることを期待しています。
Surgical Representative Course Director
近藤 俊一